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AHCC(活性ヘミセルロース集合体)

複数のキノコからの抽出物

AHCCは複数のキノコの菌糸体から抽出された機能性物質で、1981年に日本の企業によって開発されました。

AHCCというのは、Active(活性化された)Hemi−Cellulose(ヘミセルロース)Compound(集合体)の頭文字をとったもので、「活性ヘミセルロース集合体」という意味です。

菌糸体というのは、キノコの根元から地中に向かう糸状の部分で、強い生命力をもっています。

 

がんや生活習慣病に効く

 

開発当初は血糖や血圧を下げる効果に注目され、糖尿病や高血圧症の治療に用いられていました。

その後、研究が続けられ、臨床例もふえるにつれて、AHCCは肝臓病、動脈硬化、リウマチ、心臓病、脳卒中の後遺症、骨粗懸症(こつそしょうしょう)、自律神経失調症などにも効果があることが認められています。

AHCCががんに効くことは、1993年アメリ力のマンドウ・ゴーナム博士の発表で、広く知られるようになりました。

博士は末期がん患者13入にAHCCを用いて治療し、その結果、13人すべてが治癒(ちゆ)するかあるいは軽快したと報告しました。

多発性骨髄腫、頸部がん、乳がんなど、どのケースにもはっきりと効果がみられたといいます。

日本の症例でも、転移や再発が抑えられた、延命効果があったという報告が相次いでいます。

抗がん剤では効果があられない、あるいは抗がん剤や放射線治療に耐えるだけの体力のない末期がんの患者の場合も、症状の改善がみられた例があります。

副作用がないので、患者のQOL(生活の質)の向上という意味でも、試みる価値はあるといえるでしょう。

AHCCには、インターロイキン12という生理活性物質の産生を促す作用があります。

この物質にはNK(ナチュラルキラー)細胞やキラー丁細胞を活性化する作用がありますが、これらの細胞は体内で特にがん細胞を選んで攻撃するのです。

未解明の物質との相乗効果
AHCCに含まれるβ一D一グルカンはキノコ特有の多糖類で、抗腫瘍活性が認められています。

AHCCの抗がん作用は、おもにこのβ一D一グルカンによるものだといわれ、がらだ全体の免疫力を高めることで病気を予防したり、症状を改善することがわかっています。

ヘミセルロースは「半繊維素」と訳される多糖類で、細胞壁を構成する成分の一部です。

セルロースと同様に難消化性で、有害物質を吸着して体外に排泄させたり、腸内環境をととのえたりするはたらきがあります。

AHCCにはこのほかに各種の未解明の生体機能調節物質が含まれており、これらの成分の相乗効果によって高い生理活性が発揮されるものと考えられています。

 

最終更新 ( 2009年 5月 25日(月曜日) 21:00 )

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